結婚式の席次
席次表 vs エスコートカード vs プレイスカード:それぞれの役割
この3つは同じ意味で使われがちですが、実際の役割はそれぞれ異なります。1つはゲストをテーブルへ案内し、1つは具体的な座席へ案内し、もう1つは何も配らずに済む掲示形式です。どれを選ぶかは、実際には会場をどこまで細かくコントロールしたいかという選択になります。
席次表の掲示は、1枚のサインでテーブルを案内する
披露宴の入口付近に1枚のサインやパネルを置き、ゲストの名前をアルファベット順(もしくは五十音順)に並べ、その横にテーブル番号を記載する形式です。何も配る必要がなく、風で飛ばされることもありません。ゲストは自分のテーブル番号ではなく自分の名前を知って会場に来るため、テーブルごとにまとめるより姓(名字)順に並べた方がすぐに見つけられます。
- ゲスト数が60人以上で、個別カードの用意が大がかりになる場合に最適。
- テーブルごとにまとめるより、姓(名字)順に並べる方が常に見つけやすい。
- サインが1枚だけでは行列の原因になる:小さめのサインを2枚に分けると流れが2倍速くなる。
エスコートカードは、ゲスト1人ひとりにテーブルを手渡す
エスコートカードは入口のテーブルに置かれ、ゲスト1人または1組につき1枚のカードにテーブル番号が記載されています。装飾としての役割も兼ねつつ、残ったカードを見れば誰が来ていないかも一目で分かります。一方で最も壊れやすい形式でもあり、屋外での挙式では一陣の風で数百枚のカードが数秒で散らばってしまうこともあります。
- 装飾された受付テーブルを設ける小〜中規模の披露宴に向いている。
- 残ったカードが、そのまま欠席者数の即席カウントになる。
- 屋外での披露宴では重しを乗せるか、思い切って使わない選択も。
プレイスカードは、テーブル内の実際の座席を指定する
プレイスカードは席の設定そのものに置かれます。テーブルだけでなく座席そのものが重要な場面、たとえばヘッドテーブルや事情が複雑な両親のテーブル、キッチン側がどの席にどのメイン料理を出すか把握する必要があるコース料理などで使われます。多くのケータリング業者は、プレイスカードに料理の識別マーク(小さな記号や色)を付けることを求めます。これにより、スタッフはゲストに確認せずに料理を提供できます。
食事の形式に合わせて組み合わせを選ぶ
この判断は、多くの場合ケータリングの形式によって自然と決まります。ビュッフェやファミリースタイルでは、プレイスカードが必要になることはほとんどありません。一方、メインが複数あるコース料理では、ほぼ必ず必要になります。そうしないと、スタッフが各テーブルのゲスト全員に注文内容を確認しなければならなくなるからです。
- ビュッフェやフードステーション:掲示かエスコートカードのみでよい。
- ファミリースタイル:掲示かエスコートカードを使い、プレイスカードはヘッドテーブルのみ。
- メインが1種類のコース料理:どちらでもよく、プレイスカードは任意。
- メインを選べるコース料理:テーブル指定に加え、料理の識別マーク付きプレイスカードが必要。
決める前に、変更にかかるコストを考える
席次が結婚式当日まで一度も変わらずに済むことは、まずありません。同伴者が確定したり、当日の朝に親族が欠席になったり、テーブルの人数を調整し直したりします。印刷したサインや手書きのミラーは、ゲストからは変更が見えなくても、掲示自体は誤った内容のままになってしまいます。個別カードは1枚単位で刷り直しやすいですが、それもファイル・カード用紙・ペンを手元に残しておいてこそ可能です。
- サインは1つの成果物:データ上の修正は安く済むが、刷り直しは高くつく。
- カードは複数の成果物:1枚の修正は簡単だが、セット全体の作り直しは手間がかかる。
- いずれの場合も、編集可能な席次表をスマートフォンに残し、正としておく。
掲示方法を決めるチェックリスト
- まずテーブル指定か座席指定かを決める。
- ケータリングの形式に合わせて選ぶ。
- 掲示は姓(名字)順に並べる。
- 風や雨、複数の入口があることを想定しておく。
- メインを選べる場合は料理の識別マークを追加する。
- 印刷物の裏には、編集可能な席次表を1つ用意しておく。